JR東海道本線の二川駅です。
駅前にはやや大きめの道標があります。
「右 東海道 豊橋一里半」「左 渥美奥郡道」「伊良胡阿志両神社道」など彫られています。
「明治三十三年」という彫りがありましたので、1900年に建造されたものと思われます。
そのまま進み、「火打坂」の交差点で愛知県道3号線を横切ります。
交差点名の通り、道は坂になります。
珍しい名前の坂ですが、火打ち石に使える石が多かったことからこの名が付いたとの事です。
坂の途中で振り返ると大きな観覧車が目に入ります。
地図で確認すると、これは「のんほいパーク」(豊橋総合動植物園)のものですね。
上の写真の交差点で旧東海道は左折です。
ホームセンターを過ぎた辺りです。
小さいながら「←旧東海道」の看板が出ていたのがありがたいです。
しばらく道なりに進みます。
この辺りはかつては松並木があり、1965年頃には100本以上のクロマツが残っていたようですが、虫害や道路拡張などで年々減少し、2007年に最後の松が虫害で伐採されたとの事です。
今はその跡を示す石碑だけが残っています。
旧東海道はこちらの豊橋岩屋郵便局に突き当たったところで、右斜め方向に進路を取ります。
道なりに進んでいきます。
やがて道は国道1号線に合流しますが、その合流地点の手前にあるのが、下の写真の飯村一里塚です。
日本橋から73里目の一里塚です。
国道1号線と旧道との間にある三角州のような場所に石柱が建っています。